院試では、専門試験と英語の試験が課されているところが多くあります(他に面接)。
英語はTOEICやTOEFLなど民間英語試験を活用している大学院が非常に多くなっています。
ここでは、院試を受けようと思ったらすぐに、英語学習で最初にやるべきことは何かについて紹介します。
英語に関して、大学入学後すぐにやることは?
大学によってはキャリア形成を考えるため、入学後すぐにTOEIC®やTOEFL®の団体試験を行っているところもあります。
もしやっているようでしたら、TOEIC®、TOEFL®のどちらでもかまいません。
まずは受験してください。
大学主催のTOEIC®やTOEFL®の団体受験がなければ、TOEIC®を受験してください。
大学院によって、英語の試験内容が違うのではないですか?
そうね。違うわよ。
大学院でどれを使うかわからないのにどうしてTOEIC®なんですか?
そう。どれだかわからないので、まずはTOEIC®を受けるの。
逆に、分かっている場合には使う方を受験すればいいわよ。
今回の目的は、現時点での英語の実力を測るために受験するの。
え、院試で使うために受験するのではないのですか?
まだ、希望の大学院で使う民間英語試験は何かは調べていないでしょ。
確かに調べてしませんね・・・。
それに入学当初に受けた民間英語試験のスコアは、悪い点数だからといっても気にしなくてもいいわよ。
まだ時間があるからということですか?
提出に求められる英語民間試験のスコアの有効期限が2年であることが多いからなのよ。
え、有効期限があるのですか?
スコア自体に有効期限はないけど、大学院側で取得してから2年以内に受けたものを提出するように求められていることが多いのよ。
なるほど。すぐには使えないのですね。
でも、早くから準備することで高い点数をとることができるから、ある意味チャンスね。
わかりました。さっそくTOEIC®受けてみます!
TOEIC®を受ける目的は?
院試で利用できる英語民間試験は、出願前2年以内に受けてとったスコアのものが求められることが多くなっています。
実際に院試で利用する英語民間試験はまだまだ先です。
そこで、現時点での英語の実力を測るためにTOEIC®を受験します。
英語の実力をアップさせるにはある程度時間がかかります。
点数をアップさせるために勉強を行いますが、現時点での英語の実力がわからないと、勉強のしようがありません。
英語は間違った勉強をしても実力があがりません。
点数がでるかどうかは運に頼ることになります。
そのためにも現時点での実力を測る必要がでてくるのです。
大学入学後すぐにTOEIC®を受けましょう。
もしこれを見ている君が、新大学1年生でないならば、これを見た後すぐにTOEIC®に申し込んでください。
受ける時期はともあれ、現時点での英語の実力がわからなければ先に進めません。
このあとの話はTOEIC®を受けたあと、スコアが到着するまでの間に行います。
TOEIC®の試験はいくつかあるのですがどれを受ければよいのですか?
TOEIC®の試験には4種類あります(2018年3月現在)。
- TOEIC® Listening & Reading Test
- TOEIC® Speaking & Writing Tests
- TOEIC® Speaking Test
- TOEIC Bridge® Test
このうち受験していただきたいテストは、
TOEIC® Listening & Reading Test
です。
リスニングとリーディングの試験です。
これを受けてください。
基本的に院試で提出に求められるスコアも、TOEIC® Listening & Reading Testです。
ただ、このテストのスコアをどのように使うかは、各大学院の方針によって異なります。
スコアの合計点数で判断する大学院、リスニングとリーディングの手数の配分に重みをつけて点数をつけた後に判断する大学院とさまざまです。
しかし、現時点では今後の学習の方針を立てるのに活用します。
そのため、点数配分やSpeakingやWritingなど、他の試験については気にしなくて大丈夫です(志望する大学院を調べて、必要であればあとで追加すればOKです)。
というのも、英語の一番の基本は、聞くことができて読めることだからです。
したがって、今後の英語の勉強方針もリスニングとリーディングそれぞれでどのくらい点数がとれているかを確認した後、自分のレベルにあった勉強を行います。
自分のレベルに合っていない勉強をしても、いつまでたっても点数があがりません。
スタート地点に上がるために、
TOEIC® Listening & Reading Test
の試験を受験します。