院試に合格!

理系の場合、その分野の本格的に学ぶことのできるのは、大学院に入ってからになります。

そのため、最優先項目は大学院の院試で合格することになります。

でも、出題される科目だけを勉強していては大学院に入ってから困ることになります。

院試の準備で必要なものは何かについて、お話しします。

 

院試は最低限のスキルを測るもの

 

院試は、その分野の研究で最低限困らない程度の学力があるかどうかを確かめる試験でもあります。

大学入試のような難問・奇問が出題されるというよりも、基本的な事項が出題されることが多いのです。

でも、だからといって院試に出題される内容だけを勉強して合格しても、大学院で研究がスムーズに行くわけではありません。

 

実験を行うところでは、データの取り方や測定器の使い方、統計処理の仕方などを知らなければ実験をやっても有効なデータがとれません。

理論系でも、シミュレーションを行うところではプログラムの知識やコンピューターに関する知識も必須です。

純粋に理論を組み立てる場合でも、院試で出題された分野以外の数学や物理などの知識を知っていないと、理論が詰まることもあります。

 

大学院入試は、あくまで大学院に入学して研究する上で、最低限の知識があるかどうかを測るものでしかないのです。

院試に出題されない科目は勉強しなくてもいいの?

院試に合格しなければ大学院で研究することはできません。

そのため、院試の科目を勉強する必要があります。

一方、院試に出題されない科目は研究で使わないのかというと、そんなことはありません。

先にも述べたように、院試に出題されない科目も大学院の研究では必須なのです。

 

院試が終わった後は、卒業研究が待っています。

卒業研究の単位を落としては大学院に進学はできませんから、大学でやることは必然的に卒業研究の内容が中心になってきます。

 

このような状態で勉強する時間がなかなかとれない状態ですので、院試に出題されなかった科目で、必要なものは大学院に入ってからやろうと考えます。

ですが、大学院に入ってからは、講義に加え、自分の研究と関連の論文を読むことで精いっぱいの状態になります。

とても大学時代に学習した内容を復習する時間はとれません。

研究がしたくて大学院に進学したのに、大学時代の基礎力がついていなかったばっかりに、研究が思うようにできないという事態に陥るのです。

 

院試活で提供している内容は?

院試活では、院試に合格するためにどのような参考書を利用したらいいかについても情報も提供しています。

しかし、院試に出題されない科目や知っておいた方がいいこと、お役立ち情報も掲載しています。

これは、院試活のサイトを見ている君の目的が大学院に合格することだけでなく、大学院に入学した後の研究生活がスムーズに過ごせるようにするためには、何が必要かを考えた結果です。

 

中学入試・高校入試・大学入試では、受験科目に注力して勉強すれば、進学後の勉強ではあまり苦労せずにいけたかもしれません。

でも、大学院では違います。

大学で学習した内容の積み残しが、大学院に入ってからの生活を一変させてしまうのです。

 

君がせっかく大学院に入学できたのに、研究がうまくできなくて、つまらなくなってしまっては、なんのために苦労して大学院に入ったのか分からなくなってしまいます。

そうならないためにも、院試活では試験科目以外の情報も積極的に提供していきます。

 

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