大学院を目指して。

大学院を目指す君にとって、院試の準備はいつから行ったらいいか不安に思っているかもしれません。

4年生からで大丈夫という意見もあれば、それでは遅いという意見もあります。

実を言うと、3年生のうちから準備しておかないと、院試を受けることができない大学院が多くなっています。

ここでは、院試はいつから準備したらいいかについてお話しします。

院試の試験科目の概要

院試は、最終学年に行います。

そのため、最終学年になってから準備を始めようと思うかもしません。

昔の体験記をみると、院試は最終学年になってから始めたというのも見かけるときがあります。

ところが、昨今の院試事情を考えると、最終学年になってから初めて準備をしても遅いという問題が発生します。

願書を取り寄せて、今から準備をしても間に合わないことが判明・・・。

せっかく大学院に進学しようと考えているのに、その前の受験でつまづいたら、意味がありませんよね?

ここでは、院試はいつから準備をしたらいいかについて、お話しいたします。

 

 

大学院に進学するためには、試験に合格する必要があります。

試験内容は、基本的に、

 

  1. 専門科目
  2. 英語
  3. 面接

 

です。

 

昔の試験は、これらを一日もしくは、複数日にわたって行っていました。

しかし、英語の試験については、出願時に民間英語試験の成績を提出して、それをスコアに使う大学院も増えてきました。

つまり、大学院に進学するかどうかは、遅くても大学3年生になった段階で決めておかないと間に合わないということになるのです。

 

ゆいなゆいな

最終学年になってから大学院に進学しようかどうか決めようとしたけど、それだと手遅れになるんですね・・・。

いろはいろは

そうなのよね。特に民間英語試験の成績の提出が求められている場合、出願時には手元に証明書がなければいけないから、その前に準備する必要があるわね。

ゆいなゆいな

あわわ。まだ大学の入学式もおわっていないのに、もう大学院のことを考えなくちゃいけないのですね・・・。

いろはいろは

でもゆいなちゃんは、これから大学生になるから、いまから対策すれば大丈夫だわ。

ゆいなゆいな

よし、がんばります!

 

英語試験について

大学院の英語の試験は、大きく三つのタイプに分かれます。

 

  1. TOEIC®やTOEFL®の成績を活用する。
  2. 試験当日、英語民間試験(TOEFL®など)を行う。
  3. 独自英語試験を行う。

 

最近の主流は、TOEIC®やTOEFL®の成績を出願時に提出させるタイプです。

その中でもTOEIC®が圧倒的に多くなっています。

 

主流だからと言って、TOEIC®に標準を合わせておけば大丈夫というわけではありません。

同じ英語でも、TOEIC®とTOEFL®では図る物差しが違うからです。

TOEIC®は主にビジネスで使う英語の能力を測る試験です。

TOEFL®は大学で用いられる英語の能力を測る試験(すなわち、大学で日常生活を過ごせるかどうかを測る試験)です。

そのため出てくるシチュエーションが必ずしも同じとは限りません。

測る能力の違いによって、使われる英語も変わってきますので、TOEIC®やTOEFL®に共通な勉強方法と、それぞれの試験に合わせた勉強の2つがでてくるのです。

この勉強方法については、このサイトで後ほど解説いたします。

 

いつから準備を始めたらいいの?

特に英語の試験は大学院によって変わってきます。

自分の目指す大学院は独自試験で当日大丈夫だと思っていても、いつの間にかTOEIC®の成績提出に変わっているということも考えられます。

またTOEIC®やTOEFL®はそれぞれ使われるシーンが異なるため、ある程度、受けるテスト用の勉強が必要です。

 

さらに、専門試験も数学、物理、天文などのうち、どの科目を受験するかによって、大学でどのように勉強したらいいかが変わってきます。

自分の進学した大学とは違うところの大学院への進学を希望する場合には、自分の大学では学ばない部分も出題される可能性もあります。

 

大学のカリキュラムは、高校までと違って学習指導要領がありません。

ざっくりとこういう内容のものをやってくださいねという縛りはあります。

しかし、大学の専門分野の講義は、大学の卒業研究をする際に困らないように考えて、作られています。

そのため、大学ごとに同じ講義の名前でも内容が違っていることもしばしば。

もしくはある大学では行っている講義でも、別の大学では開講されていないということもあります。

 

自分の学んでいない講義内容を直前に試験勉強をするのは、相当大変です。

自分の学んだ教科の試験勉強に加え、卒業研究やゼミの作業もあり、手がまわらなくなるからです。

 

これらのことを考えると、大学院の準備は

 

大学に入ってからすぐ

 

にスタートするのがよいと言えます。

 

大学に入ってすぐだと大学生活に慣れるだけでなく、取るべき講義の数も多く、それだけで精いっぱいかもしれません。

 

しかし、「大学院にいこう!」という意識を持つか持たないかの違いは、大学生活にも大きく影響します。

だからこそ、大学に入ったらすぐに準備を始めるのが吉なのです。

 

もし、ここを見ている君が大学2年生以上でしたら、すぐにでも準備をしてください。

1年なんてあっという間にすぎてしまいます。

気づいたら、もう受験直前になっていて、慌てて準備をすることのないようにするためです。

 

大学でもキャリア形成の指導はあるかと思いますが、それをやるかやらないかは本人の意思次第です。

大学は自ら主体的に行動する場所なのです。

だからこそ、早めの行動がものをいいます。

 

院試の準備は

 

大学に入ってからすぐ

 

に始めましょう。

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