電磁気学は電気だけに範囲が広い

電磁気学は、力学と並んで物理の基本2分野の一つです。

特に物理系・宇宙系では院試でも電磁気学が出題されているところも多くあります。

ここでは、おすすめの電磁気学の問題集を紹介します。

電磁気学は多くの学科で学習します!

電磁気学は理学系に限らず、工学系など多くの学科で学習します。

そのため、たくさんの参考書や問題集が出版されています。

講義ではテキストは指定されていますが、問題集まで指定されているところは少ないのではないでしょうか。

また、学科によって求められている内容が少しずつ異なるため、どの部分に重点をおいているかも学科ごとに異なります。

そこで、ここでは理学系でおすすめの問題集について紹介します。

おすすめの問題集。

基本をマスターするときの問題集

取り上げられている問題は、精錬されており、また初めて学習するときに適したレベルの問題になっています。

講義で学習する内容か、講義の試験レベルなので、まずはこの問題集で学習することをおすすめいたします。

誤植については、版(刷)が上がるたびに修正されていますので、できるだけ新しい版を購入したほうが誤植が少ないので、安心です。

ただし、第6刷でも誤植がありますので、サイエンス社のサポートページにありますので、問題を解く前にダウンロードしておきましょう。

講義と平行して、演習問題として解いて復習すると定着しやすいかと思います。

電磁気学を理解するための問題集。

基本的な問題から難問まで数多くの問題が収録されています。

古くから使われている問題集で、問題数が多いながらも丁寧な解法が書かれています。

前提条件として、基本的な微積分など大学で学習する数学や高校物理で学習した内容は理解しているものとして解説が書かれているので、このレベルに達していないと感じたのであれば、まずは大学で学習する数学の復習から入ることをおすすめします。

この本に書かれている内容が解けるようになれば、院試の問題もそう難しく感じることはないと思います。

ただし問題数が多いので、最初は奇数問題だけやり、時間に余裕があれば残りの問題もこなすといった感じで、電磁気学の範囲をまんべんなく学習できるようにしておくといいでしょう。

電磁気学は、院試に出題される内容が大学院ごとに傾向だっていることがあります。

そのため、院試のためだけに学習するのであれば、電磁気学の範囲全てではなく、ある部分を学習すれば院試では点数がとれることでしょう。

しかし、この問題集には、院試には出題されないような問題も収録されていますが、後の講義で必要になる項目もあります。

コンデンサーなどの知識は、院試に出題されるというより、実験道具を作るときの回路設計などでは必須です。

院試のためだけに学習するのではなく、大学院に行ってから慌てずにすむよう、電磁気学の単元で、合わせて学習しておきましょう。

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