オンラインミーティング

2020年の新型コロナウイルスの影響で、いままで対面で行われていた輪講などが難しい状態になっております。

輪講のような形態をもちつつ、感染を防ぐ対策としてオンラインミーティングを用いるという方法があります。

しかし、オンラインミーティングには注意しなければならない点がいくつかあります。

その注意点とは・・・?

オンラインミーティングの輪講でトラブル?!

輪講は、数人から数十人のグループで論文または書籍の内容を互いに発表し合う場です。

多くのゼミで、当日までに発表者が資料を用意し、当日発表する形式の物で、発表した後、みんなで議論する形になるかと思います。

画面に人や資料が写り、音声も聞こえるので、今まで通りの輪講とまでは行きませんが、かなり近いものが再現できるということで、利用している方もいらっしゃることでしょう。

 

研究室のゼミ以外にも自主ゼミなども時間を合わせれば、うまく活用できますね。

 

しかし、発表を対面で行うのと同じように、オンラインミーティングを進めてしまうと思わぬトラブルにつながります。

 

  • オンラインミーティングで音声拾えなかったり、資料がなかなか表示されず進行に時間がかかった。
  • 自宅の様子がみんなに見えてしまった。
  • 輪講の終了宣言があったのに、その後も会話が続いて、退出しづらかった。

 

などといったトラブルです。

このうち音声や資料がうまく使えなかったというのは、慣れていないうちはしかたのないことです。

また2番目の問題は、自宅の様子を映さないようにするために、オンラインミーティングの機能を使って背景を隠す設定をすることで対処できます。

 

しかし3番目の問題は、対面でやっているときと同じような感覚でやってしまっていることが原因になっているので、気付きにくい問題でもあるのです。

この問題を解決することで、円満なオンラインミーティングができるようになりますので、今後オンラインミーティングを行う際には意識してみてくださいね。

輪講が終わっているのに終わっていないように感じる原因

対面での輪講の場合、輪講が終了した段階で、底に参加している人は出している資料などを片付けたりします。

そして、少し雑談をしていても部屋の鍵を閉める都合上、ちょっとした時間でその場から離れることになります。

議論が足りない場合などは、場所を移して話を始めるというわけです。

 

つまり、対面での輪講の場合、終わりが感覚的にわかるだけでなく、視覚的にも明確にわかるのです。

 

しかし、オンラインミーティングの場合は、輪講が終了しても、参加している人は場所を変えるわけではなく、そのオンラインミーティング会場にいることになります。

視覚的に資料を片付けるところが見えるわけではありませんし、画面越しですので雰囲気を察するのも難しいです。

そんな状態ですから、そのオンラインミーティング会場から退出しないうちに、誰かが何かを話し始めると、輪講が終わっているはずなのに、また輪講の続きがスタートした状態がかもし出されてしまうのです。

 

つまり、終わっているはずなのに終わっていない状態になってしまい、退出しづらくなってしまうのです。

終わったと思ったのに、そのままダラダラと輪講が続いてしまい、長時間の輪講になってしまうのです。

オンラインミーティングを円満に終わらせる方法

以上のような、輪講が終わっているはずなのにダラダラと続いてしまう問題を引き起こさないためにも、次のことを意識して実行するといいでしょう。

 

輪講終了宣言後に、何か話をしたい人はそのミーティング会場で話すのではなく、別の会場を作り、そこで話をする。

これは、輪講の終わった後のことは自由参加であるということを明確にするためです。

そして、全員が輪講終了宣言後、すぐに退出できるようにするためでもあります。

対面式の輪講と違って、実際にミーティング会場を移動するようなことはありませんから、同じ会場で話を始めてしまうと、他の人も聞き漏らさないという心理が働き、退出しづらくなるというのが理由です。

こうすることで、輪講終了宣言後の退出をしやすくなり、輪講終了宣言後の会話に強制力が感じられなくなります。

 

発表者は時間内に終了できるよう、発表前に練習をしておく。

初めのうちは慣れないので、長くなってしまうかもしれません。

しかし、オンラインミーティングの場合、自宅で行っている分、対面での輪講とは違ってリラックスしやすい自宅で行いますので、時間という意識がなくなりがちです。

そのため、発表前に、今回発表する内容を一度練習しておくと、時間の使い方がわかり、戸惑うことも少なくなるでしょう(もちろん、輪講の内容はきちんと押さえておいているのが前提ですが)。

 

輪講終了時の質問の仕方をあらかじめ決めておく。

輪講終了時になって、疑問が出てくることがあるかもしれません。

最初の項目とかぶりますが、終了時のタイミングで質問が始まると、終わったのに終わっていない状態になって、退出しづらくなる原因になります。

従って、輪講時間内に質問できなかったことは、eメールで行うのか、掲示板に記入するのか、次回に持ち越すのかを、あらかじめルールとして決めておくとよいでしょう。

 

まとめ

オンラインミーティングは、新型コロナウイルスの影響で難しい対面での輪講の代わりになり得るものです。

しかし、対面の代わりだからといって、対面と同じような感覚で行っていると、トラブルに発展することもあります。

でも、「オンラインミーティングを円満に終わらせる方法」で書いたことを行うだけでもかなり違いますので、オンラインミーティングを行う場合には、ぜひ実践してみてください。

それでは、また。