長期休みの計画はどのように考えていますか?
長い休みですから、普段できないようなことをやるのもいいですね。
でも、もし君が大学院を目指しているのであれば、計画しているものの1つに、今まで学習してきた単元で、よりレベルの高いテキストを読破するのはいかがでしょうか?
講義がないまとまった休みだからこそ、講義では学習できない内容を学ぶには、最適な時期です。
ここでは、長期休みについてのお話をします。
院試はかんたん?!
院試は、大学受験のようにあまり難しい問題は出題されません。
大学院で学習するに当たって、どれだけ基本的な事を理解しているかを測っています。
そのため、院試に合格するだけなら、基本的な内容をしっかり理解して、問題を解けるようにしておくのが一番なのです。
院試は落とす試験ではなく、研究室に来るために必要な最低限の知識を持っているかどうかを試す試験なのです。
大学入試と院試とでは、試験の目的が違いますから、出題内容も異なるのです。
どうして長期休みに講義以外の学習をするのですか?
このサイトは院試に関する情報を提供していますが、君の目標は院試に合格することだけではなく、大学院に入って、
研究すること
これが目標でであるはずです。
院試に合格することは、そのステップに過ぎません。
しかし、大学院に入って、これから勉強しようと思っても、輪講があったり、研究で必要なテキストを読むだけでかなりの時間が取られます。
つまり、大学院に入ってから、大学で学習した範囲を勉強しようと思っても、早々時間を確保することができないのです。
夏休みなどの長期休暇には、全国から集まる勉強会が開催されたり、研究室の合宿があったりで、その準備に追われます。
また、このような勉強会や合宿がなくても、集中的に研究を進めることができるのは、このような長期休暇の時期だけになるので、自分の研究を行ったり、研究に必要な勉強でかなりイッパイイッパイになるでしょう。
大学院に入ってから学習しようと思っても、思ったように学習することができないのです。
つまり、大学で学習した範囲は、大学生のうちにレベルアップしておくのが得策なのです。
しかも、大学3年生、4年生になると院試の試験勉強の時間を当てることになるため、レベルアップを目指すならば、大学1-2年の長期休暇を活用することになります。
レベルを上げたテキストを読むのは、かなり大変なことです。
読むのにもそれなりに時間がかかります。
大学の講義のある時期だと、普段の授業の予習・復習で多くの時間が割かれることでしょう。
夏休みなどの長期休暇は、英語のレベルアップにも適した時期なので、専門分野でのレベルアップもプラスすると大変だと思うかもしれませんが、このチャンスを逃したら、あとで学習するのはもっと困難になります。
こういったレベルアップを図ることで、研究生活を始めたときに、役に立つ時がくるかもしれません。
研究生活で必要になってから勉強すればということでもいいのですが、大学生のうちによりレベルの高いものにチャレンジすることで、一歩先に進んでみるのはいかがですか?