自宅でも学習できることはある!

2020年4月は新型コロナウイルスの影響で、特別な時期になりそうです。

入学式等の縮小のみならず、講義の休講や遠隔講義といった今までとは違うスタイルのキャンパスライフになるかもしれません。

とはいえ、大学は4年生までしかありませんので、限られた時間を有効に使う必要があります。

講義の開始が遅くなったところで、ロスした時間は戻りません。

そこで院試活では、講義が始まる前でもできる学習について、紹介いたします。

講義再開を待つのでは無く、自分で進めることも大切

新型コロナウイルスの影響で、対面の講義が5月以降になったり、オンラインで講義が始まったりするものの、実験などで学校に行く必要がある都合で、オンラインの講義がうまく視聴できなくなってしまうという問題も出てきています。

もともと講義は大学の講堂で行うことを前提にして組まれていますので、オンラインの講義を通常の講義時間と同じ時刻に行うことに無理があるのです。

移動時間が変わってしまったがため、オンラインの講義をうまく視聴できない可能性もあります。

 

しかし、大学は高校までの学校生活と違って、講義で教えられたことをベースに学習するスタイルでは、その単元をマスターするのは、難しいでしょう。

というのも、大学や講義のスタイルによって変わってきますが、1年間かかる講義だとしても、せいぜい30回が限界です。

その中で、1単元の中にある膨大な量の内容を教えきれることは、かなり難しいでしょう。

 

そもそも、大学の講義は自分の学習時間が加味されて、構成されています。

すなわち、自分で学習する時間も講義時間に含まれているのです。

 

つまり、講義に頼りっぱなしではいけないということです。

従って、もし講義の開始が遅くなったり、オンラインの講義がうまく視聴できないようであっても、自分で先に進めるということが大切になるのです。

自分で学習した上で、わからない点があれば、その講義を担当する先生に質問をするなどして、解決します。

各教科の学習について

数学

大学に入ってすぐに学習する物理を学ぶ上で知っておく必要がある数学の分野は、微分(微分方程式)・積分とベクトル・行列です。

 

大学だと、解析学と線形代数という項目にあたります。

もちろん、この他にも複素解析、統計や集合・位相といった分野もできてきます。

が、これらは追々学習することにします。

 

すなわち、大学に入ってすぐに学習する、基本的な物理の教科書を読む前に知っておかなければならない概念が、

 

  • 微分(微分方程式)
  • 積分
  • ベクトル
  • 行列

 

なのです。

つまり、最低限この4つは物理の講義の時に使えるようになっておかないと、講義について行くのがつらなくなるということなのです。

例えば、以下のページで参考書を紹介しています。

大学数学の解析学テキスト。微積の入門書を紹介します。

線形代数の参考書。学習するテキストの順番が大切!

常微分方程式の参考書。基本から実際の研究で使うまで。

 

物理学

大学に入ってすぐに学習する物理は、

 

力学

 

です。

が、この力学の分野は、かなりすっ飛ばして講義が進めていくことがあります。

その理由は、高校までに学習した内容に+αをしたという理由です。

高校までは、微分・積分を使わずに物理を学習いたしましたが、大学では微分・積分を使って学習します。

 

そのため、内容が重複しているという判断から、飛ばされがちです。

 

が、講義を受ける君は、飛ばさずに学習する必要があります。

それは、自由落下にしても空気抵抗を考慮した問題のように、高校で学習したのと同じ概念でも、高校まででは扱わなかった問題が出てくるからです。

このような問題から、でてくる式も計算も複雑になりがちなうえ、微分・積分・微分方程式を使うことになるので、マスターするには少し時間がかかってしまいます。

 

とはいえ、概念自体は、高校で学習していることですから、あとはそこに出てくる問題に慣れるだけです。

力学の参考書については、以下のページで紹介しています。

大学の力学参考書。数ある中から厳選して紹介します!

 

英語

英語に関しては、まず自分の通う大学で推奨されている検定試験について調べる必要があります。

多くの場合、TOEICかTOEFLのどちらかでしょう。

一定点数以上卒業要件になっている大学もありますので、まずはTOEICやTOEFLの模試問題を解いて自分の点数を把握し、君の実力にあった問題集で学習します。

英語の点数を上げるには、ある程度時間がかかりますので、スタートが早ければ早いほどよいです。

 

まとめ

急ぎ足でしたが、時間を有効に使うために自分でも学習できることを見つけて、学習してみましょう。

大学では、待ち姿勢でいるのではなく、自ら動くことが重要になっています。

大学の施設を思うように使えないかもしれませんが、自分でやれることを見つけて、先に進んでいきましょう!

君の大学生活を応援しています。

それでは、また。